私には思い出の小説があります。それは森絵都さんの「カラフル」と言う小説です。 生前に犯した罪を思い出す為、とある男子中学生の体に入り込み彼として生きることになった主人公の魂、しかしその男子中学生の人生もまた多難で・・・と言う唐突な展開からストーリーは始まります。 この本を読んだのは中学二年生の時で、隣の席の友人「れなちゃん」に進められたことがきっかけです。いつも物静かで、しかししっかりしている彼女。どんな本を読むのかな、ともちょっと気になりました。 「自殺」と「いじめ」がテーマになっていながらも、軽快なテンポで進められていくためとても読みやすいです。また、天界の案内人「プラプラ」も良いキャラをしています。 2000年には実写映画化、2010年にはアニメ映画ともなっており、どちらも面白いです。 最後は大どんでん返しでびっくりな展開となっていて読み応えもあります。 また、中学生と言う周りの目線が気になる年頃に読み、『自分』と言うものにあまりこだわり過ぎない生き方も大切なんだ、と学べて私にとっては心を軽くしてくれる一冊ともなりました。